塾の理念について

今回はこだなか塾のクレド(理念)ついて詳しく説明していきます。

皆さんは、塾を選ぶときにどのような基準で選んでいますか?
勉強を教えるだけなら、誰が教えても良いと思います。
世の中にはプロとして活躍している先生、講師がたくさんいます。もちろんそう言った人たちに教わることもとても良いと思います。分からないところを学習しテストで点数を取ることができるようになり、成績が上がる、とても良いことだと思います。

しかし、塾の役割は成績を伸ばすことだけなのでしょうか。もちろん、成績を伸ばすことは、塾として最も大切なことです。しかし、それは必要条件であり、十分条件ではないと考えています。

昔このような生徒がいました。彼は小学3年生から、親に通うようにと言われ大手の中学受験塾に通っていました。入塾当初は成績順の7クラスの中で一番下のクラス。それでも仕方なく通っているうちに、少しずつ成績は上がっていきました。その理由は簡単で、言われたことは真面目にこなしていたからです。通い始め3年が経とうとする6年生の夏休みに、初めて自分の意思で志望校を決めました。それまでは親から決められた志望校に合格するために塾に通っていましたが、その学校説明会に参加し、直感でここに通いたいと思いました。それからの彼の学習態度は以前とは見違えるようになり、学ぶことに対して積極的、意欲的になり、成績がどんどん伸びていきました。結果、入塾当初の成績からはとても受かるようなレベルではなかった難関中学に合格しました。
その生徒には将来の夢があり、中学に合格し、学ぶことが夢への通過点だったからです。その為に彼は常に何をしたら良いか考え、工夫し、諦めることなく自分を信じ続けました。

そう、この話は私の小学生時代の話です。

ここで一つ有名なイソップ寓話「3人のレンガ職人」のお話を紹介します。

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

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3人のレンガ職人への「何をしているか」の問いかけに対する答えから、次のようなことが分かります。

1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的

この中で一番モチベーション高く仕事をしているのは、明らかに3番目の職人ですよね。目的がしっかりしていて、その目的を果たすためにどのような貢献ができるのかを自分で考えるからこそ、より良い仕事をしようとその仕事に積極的に取り組みます
逆に、やらされている感のある1番目の職人や、仕方なく生活のために働いている2番目の職人のような意識だと行き詰ってしまうかもしれません。

今は仕事の話に置き換えましたが、勉強においても全く同じことです。

こだなか塾では、自分の夢・目標を持ち、それに対して自立・自律して行動できる子供たちを育くみ、社会に送り出したいと考えています。